立場や状況などにより悩みは違いますが、多くの人が直面するのが対人関係の悩みです。そんな人間関係の悩みに、振り回されないための工夫を考えてみました。
話し上手な人より、聞き上手の人の方が、人間関係を円滑にすすめることができます。自分の話を上手く引き出してよく聞いてくれる人に、人は好意と信頼感を抱きます。聞き上手な人が共感してくれると、自分が認められたように感じ、誰でも心を開きやすくなります。
争いごとや対人関係の悩みは、お互いが自分の主張や正論をぶつけることで始まることが多いもの。「どちらが正しい、正しくない」と言いあっていても、お互いにストレスが溜まっていくだけです。まずは、相手の気持ちに寄り添い、共感する事を意識してみましょう。すると自然に、相手の話に耳を傾けるのが得意な「聞き上手」になれるでしょう。
人に何かをしてあげた時、期待通りの反応が無いとガッカリしていませんか? 「せっかく親切にしたのに、お礼も言わず失礼な人!」、なんて思っていると自分が苦しくなってきます。他人のためにしてあげる、と考えるのではなく、自分がしたいからやる、と考えたほうが気持ちが楽です。人に親切にするのは、自分が気持ちよく過ごしたいから、と思えれば相手に対する感情がずいぶん変わってきます。
苦手な人や嫌な人、どんなところが気になりますか?人の欠点が目につくのは、自分に同じ部分があるから、とよく言います。自分の中にある嫌な部分を出さないように抑えているからこそ、抑えていない人を見ると気になって嫌悪感を抱いてしまうのでは…と自問自答してみましょう。そのうえで、「私は大丈夫かしら?」と、自分を見直す機会にできると完璧です。
人は自分と違うから面白い。そんな気持ちになって、多くの人と良い関係を築いていけると楽しいですね。