お茶にしましょう!と言われたとき、どんな飲み物を思い浮かべますか。コーヒー、紅茶、それとも中国茶や日本茶でしょうか。
外で「お茶」というと、日本茶専門店はそれほど多くありません。実際日本茶は、家で淹(い)れるイメージの強い飲み物です。普段着のように私たちの生活になじんでいて、家で飲むのが当たり前になっています。
そんな日本茶を飲むとほっとするのは、日本人のDNAに「休息 = 日本茶」と、組み込まれているからかもしれません。科学的にも、日本茶にはテアニンというリラックス効果のある成分が含まれており、休息にはもってこいです。熱いお湯で淹れるとカフェインが多く出るので、熱くて濃いお茶は眠気覚ましにも使えます。
休憩といえば、コーヒーを思い浮かべる人も多いでしょう。タリーズ、ドトールといったチェーン店はすっかり街になじみ、スタバのフラペチーノ片手にお買い物、といった光景もよく見かけます。もちろん、老舗のコーヒー専門店も負けてはいません。家では飲まないのに、職場や外出先ではコーヒーが飲みたくなる、という人も多いようです。
コーヒーの魅力は、カフェインやポリフェノールといった成分と、独特の香り。香りと味を決める焙煎は、リラックス効果を求めるなら深煎り、脳を活性化させるなら中煎りが適しています。挽きたてのほうが香り高く、挽いている間もアロマ効果があるので、自宅で豆を挽くのがおすすめです。
そんなコーヒーに少し飽きたな、という人の間で、ブーム再燃のタピオカミルクティー。人気の店では、長い行列がでることもあります。どの飲み物も、私たちをほっとリラックスさせてくれ、健康効果も高いものがほとんどです。一番ほっとする飲み物を探したり、新しいお茶にトライしてみるのも楽しいですね。