あなたには、何かやってみたいことはありませんか？たとえば、サーフィンやテニスなどのスポーツ、ギターやバイオリンなどの楽器の演奏……かっこいい、楽しそう、いつかやってみたい！と、ずっと思っていたことなど、あるのではないでしょうか？
そんな、憧れ体験を実際に楽しむには、ある程度のスキルが必要です。ところが、実際には時間がないし、努力もなかなか難しい……。だから、「時間ができたらいつかやってみよう」となり、やりたいことは夢のまま終わってしまう、というのはありがちなこと。これは、多くのことは【ある程度上手くなるまで面白くない】ことも大きな原因です。大坂なおみ選手に憧れてテニスを始めても、スマッシュを決めるどころかラリーを続けるのさえ大変で、ちっとも楽しくないかもしれません。
「天才！成功する人々の法則」というベストセラーでは、何かでプロのレベルに到達するには、平均して1万時間本気で練習する必要がある、とされています。こう聞くと、大抵の人はやる気を無くしてしまうでしょう。
ただ、プロレベルに達する必要がなければ、1万時間もかからずに楽しめるようになります。そのためには、本当に興味のあるものをひとつだけ選び、短期間に集中的に取り組むのが効果的。集中するといっても、闇雲に頑張るのはNGです。
まずは、なるべく効率的に練習できるよう、経験者の話を聞いたり、本を読んだりして、自分なりに攻略法を探しましょう。そして、例えばテニスなら、ゆっくりでいいからラリーが続くようになりたい、といった具体的な目標をたて、その近道を考えるのです。
取り組む時は、テレビ、電話、メールなど気が散るものや、怖い、恥ずかしい、といった感情を取り除きます。とりあえず１週間、短距離走のつもりで頑張れば、新しい世界がみえてくるかもしれません。
