まず、「朝イチに大声で笑う」。朝起きたら窓を開け、新鮮な空気を部屋にとり込みましょう。そして、外に向かって「アハハ」と大きな声で笑ってみます。体の中にポジティブな空気が満ちていき、表情となって表れるでしょう。これだけで、一日、さわやかな気分で過ごせます。家族がいるなどで大声を出すのが恥ずかしいときは、声を出さずに笑ったふりをするのでも構いません。このとき、おなかに力を込めて行うのがコツです。
次に、「わくわくすることをイメージする」。旅行や趣味、レジャーなど、これからやってみたいことを想像して、ときめきましょう。想像するだけで自然と笑みがこぼれます。さらに資料をとり寄せたり、ネットで情報を探したりと、具体的に行動するのもおすすめ。楽しいこと、わくわくすることを少しずつ具体化していくことで、表情がおのずと明るくなっていきます。
そして、「夜は表情をリラックスさせる」。夜ベッドに入ったら、仰向けになって手のひらを上に向け、全身の力を抜いてみましょう。そのあと、顔の筋肉が外に広がりながら緩んでいくのをイメージしながら脱力します。こわばっていた表情がほぐれるでしょう。いやなことがあって気持ちが落ち込んでいても、表情がほぐれることでマイナスの気持ちをリセットできます。そして、次の日はすがすがしい表情ではじめられます。
最後に、「深呼吸とストレッチで心と体をほぐす」。顔の表情は全身とつながっています。ストレッチをして体の凝りをほぐせば、自然と表情もリラックスしてなごやかになります。また、深呼吸することも有効です。怒りや悲しみが起こったり、気持ちが落ち着かなかったりすると、呼吸が速くなります。そんなときは顔もこわばっています。2~4秒かけてゆっくり息を吸って、同様にゆっくり息を吐きましょう。心が落ち着いてきて、表情がやわらかくなります。