世界中で読まれているベストセラー『ガラクタを捨てれば自分が見える』の著者、カレン・キングストンさんに不要品を手放す方法について学びましょう。カレンさんによると、家の中のエネルギーがスムーズに流れていると、そこに住む人の人生がうまくいき、逆に、エネルギーが滞っていると、人生に問題が起こるそうです。
エネルギーが滞る原因はガラクタ。カレンさんがいうガラクタは次の5つを指します。「使わないもの」「好きではないもの」「整理されていないもの」「狭いスペースに押し込まれたもの」「未完成のもの」。ガラクタのまわりにはよどんだエネルギーがたまります。何か気分が晴れない、やる気が起こらない、嫌なことが続くなどのときは、ガラクタから出る負のエネルギーが原因かもしれません。実際、買ったものの使っていないものを見るたび、「お金がもったいなかった……」とマイナスの気持ちが起こるでしょう。ごちゃごちゃのクローゼットを目にすると、気持ちがイラっとするでしょう。たしかに、よどんだエネルギーがそこにあるのです。
ただ、「処分が面倒」「いつか使うかも」などと思い、ものを手放すのは簡単ではありません。カレンさんは「明日引っ越すと仮定して、そのための片づけをする」と自分に言い聞かせるのだとか。それに、ガラクタを手放せば手放すほど、気持ちのよさを実感できます。また、ガラクタをとり除くことで新しいものが入ってくるスペースができるのも、うれしいことです。
さて、手放すコツとして、小さいところから手をつけるのがカレンさん流。引き出しや小さめの戸棚など、楽に片づけられるところからはじめます。1カ所が終わると気分がよくなり、次の箇所、また次と、続けたくなります。これはきれいになるにつれて、もっと片づけようというエネルギーが湧いてくるから。大きな場所は何カ所かに分けてとり組むといいでしょう。