「ソロ(単独)」と「活動」を合わせた、「ソロ活」という言葉が定着しつつあります。以前は「おひとり様」「ぼっち」と呼ばれ、「ひとり=寂しそう」と、どちらかと言うとマイナスのイメージでした。しかし、ソロ活はひとりで積極的に行動して楽しむといった、プラスの印象です。レストランやカフェ、居酒屋などの飲食店はもちろん、釣りやキャンプ、バーベキューといったアウトドア、映画やライブ、旅行など、ソロ活で楽しむジャンルはどんどん広がっています。
ソロ活の魅力はさまざまあります。まず、自分ひとりで決められる点。たとえば、友人とランチなら、一緒に行く日時を合わせなければなりません。また、食べたいものや店を相談する必要もあります。ひとりなら自分の好きな日程で、好きなものを、好きな店にと自由です。
次に、人間関係に悩まされないのもメリットです。ひとりで行動するので、気遣いの必要はありません。いくら仲のよい人が相手でも、気疲れしてしまうということはあるでしょう。自分のペースで行動できるので、ストレスがないのです。
そして、じっくりとり組めること。ひとりだけなので、邪魔されることなく、思う存分やりたいことにとり組めます。また、自分にじっくり向き合うことも可能です。これまで思いもしなかったことに気づいたり、のめり込めるような趣味が見つかったりするかもしれません。自分の新しい居場所、仲間を作るチャンスでもあります。
さて、テレビドラマ化されて話題になったのが、『ソロ活女子のススメ』という本。著者の朝井麻由美さんによると、ソロ活でたいへんなのは入り口だけだとか。最初は勇気が必要でも、いざはじめてみると、「どうしてあんなに緊張していたんだろう」と不思議に思うくらいだとか。まずはハードルが低そうなところから、ソロ活をはじめてみませんか。