髪にツヤがない、パサパサしている、薄毛が気になるなど、髪のトラブルの原因は頭皮にあるかもしれません。傷んだ髪をトリートメントで外からケアするのと同様に、頭皮のケアも積極的に行いたいもの。頭皮に血液を行き渡らせ、毛根に栄養を届けることが大事です。
まず、帽子をかぶって頭皮を守ること。頭に直接太陽光をあてないことが大切です。紫外線のほか、太陽光に含まれる近赤外線は皮膚の奥深くまで作用し、ダメージを与えます。とくに長時間外にいるときは帽子をかぶりましょう。
次に、タンパク質をしっかりとること。髪はおもにタンパク質で作られるので、肉や魚、卵、大豆など、タンパク質が不足しないようにしましょう。また、不規則な食生活は自律神経のバランスを崩し、血のめぐりを悪くします。結果、頭皮にうまく血が行き渡りません。バランスのよい食事を心がけることもポイントです。
そして、頭皮をマッサージすること。両手の指の腹を使って頭皮をやさしくもみほぐすようにしましょう。頭皮がやわらかくなり、血行もよくなります。リラックス効果も期待できます。髪を洗うときにも注意が必要で、シャンプーのときは爪を立ててゴシゴシしないようにしましょう。頭皮が傷つくと、フケやかゆみを引き起こします。指の腹でやさしく洗い、すすぐときは37～39度のぬるま湯で十分に。熱すぎる湯も同様に、髪や頭皮にダメージを与えます。
最後に、頭皮を引っ張りすぎないこと。頭皮が引っ張られた状態だと、その部分の血流に負担がかかります。日常的に髪を束ねている人は、帰宅後は髪をほどく、束ねる位置をときどき変えるなどで、頭皮への負担を軽くするといいでしょう。
女性の見た目年齢は、髪で決まります。髪や頭皮を健やかに保てば、若々しい印象を与えられるはずです。
