こんにちは、理事長の工藤です。
前号では、「食事中、友人が突然意識を失って倒れました」についてお話ししました。
今回は、「食事中、友人が突然意識を失って倒れました(続)」というお話をします。
食物アレルギーの典型的な症状をお話しました。
大事なことの一つに「全く違う他の病気だと思っていたが、実は食物アレルギーが原因だった!」ということもあります。
「なんだかこの湿疹がガンコで、なかなか治らないんだよな〜アトピなのかな〜」と思っていたら、
実は食物アレルギーが原因だったりすることもあります。
そこで、その原因の食物を避けるようにしたら、すっかり症状が無くなった!ということもあるわけです。
それに気付くには、まず「この食事を食べたあと、いつもきまってこの症状が出るなぁ」と気付くことが大事です。
そして、気づくためには、そもそも食物アレルギーにはどんな症状があるのかを知っておく必要があるんですね。
上記の症状に心当たりがある方は、症状が出るタイミングと、普段の食事の種類との関係に少し注意を払ってみましょう。
しかし以外に普段何となく生活していると、気づきそうで気付かないものなんです。
そこでオススメは、「食事と症状の日記」をつけることです。
・毎日何時ごろ、何を食べたか、
・気になっている症状がいつ出現するか、いつひどくなるか
をメモするだけで良いです。
できれば、他の活動(運動した)なども記入するとなお良いです。
とにかく、「紙に書き出す」という行為が非常に重要です。
そうすると、普段は気付かなかった一定のパターンに気付くことがあります。
「あれ、この食事を食べたときに、いつもこの症状がひどくなるなぁ」というパターンがあれば、食物アレルギーが疑わしいです。
たとえば、子供の食物アレルギーによる腸炎の一種には、原因食物を摂取してから発症するまで、数時間〜3日かかる病気もあります。これは、日記でも付けていない限り、関係に気付くのはかなり難しいです。
ちょっと面倒かも知れませんが、それで原因がわかるのなら、何度も何カ月も病院に通う手間が省けるのでよほど、時間と労力の節約になると思います。
これは手荒れや、目のまわり、顔の湿疹、化粧品かぶれなど、「何にかぶれているのかわからない」場合にも有効です。
悩んでいる方は一度試してみてください(^^)